京都金杯 (GIII)

[予想]
京都金杯
06: 35.1-24.0-34.9=1:34.0
07: 35.2-23.8-34.9=1:33.9 ※稍重
08: 35.3-23.7-34.6=1:33.6
09: 34.5-23.4-35.0=1:32.9
10: 34.2-24.0-35.9=1:34.1
11: 35.4-23.4-34.6=1:33.4

基本的にテン速く、中盤緩んで、上がり速いというレースで行き切った馬と後ろから行って優れた持続力を見せる馬で決まるレース。底力と持続力兼備した先行馬がいれば鉄板。とはいえ、06-08年はそのような傾向だったものの、09年はテンも中盤も締まって極めて底力問われるレースに、10年はテン過去最速だが上がりかかり過ぎの低レベル戦、11年はテン過去最遅で後半の持続力比べの凡戦(後ろから行った馬は度外視したい)。
今年はオースミスパークシルポートとハナにいきたい快速馬が揃い、テンはまず速くなるだろう。中盤は淀みない流れで上がりが掛かる底力勝負(基本的に差し/追い込み有利)か、意外にも落ち着いた場合は行き切った馬+後ろから捲る馬が恵まれるだろう。


オセアニアボス
前走は直線ドン詰まりで度外視。11秒台連発の京成杯AHで最速上がりは中山のコーナワーク+持続力でここに繋がるレース。スワンSなどの最速上がりもむしろ距離延長で上積み見込める。今回の展開にどんぴしゃハマるとみた。
ショウリュウムーン
京都牝馬S勝ちがあり適性は十分。ハイレベルクイーンSカシオペアSで惜しいレースをしているがマイラーなので距離短縮で前進。底力にやや欠ける。
マイネルラクリマ
マイルCS勝ち馬経由の富士Sで先行して踏ん張って堂々の3着。前走は向かない瞬発力勝負だったし直線不利あり度外視。ラジオN賞の先行して踏ん張ったレースの底力は評価でき、中山/京都での好走もあり適性も十分。タマモサポート的な走りが期待できるか。
オースミスパーク
前々走の踏ん張りが立派。底力タイプの逃げ馬で前走は距離長く度外視できる。
シルポート
東京新聞杯安田記念でハイラップで逃げ意外と粘れてるので、昨年と違いハイラップでも意外と粘れるかも。
ライブコンサート
当レースで何度か好走しており適性抜群。安田記念5着の底力も光るが衰え感じる分評価は下げる。
サダムパテック
マイルは久しぶりだがマイラーだとしたら距離長かったレースはすべて度外視。ハイレベル朝日杯FSの4着馬で、このレースであまりいない底力兼備の差し馬なだけで期待込みで買い。
ダノンシャーク
勝ったレースは上がりのレース。ここで求められる底力を未だ示していないのでこの人気なら買えない。


馬券は◎の単勝と◎からの馬連流しと◯ー▲、押さえで◎ー◯のワイド。


[結果]
12 : 33.8-23.8-35.0=1:32.9 (▲→消→消→◯→△)

テンはスプリント戦か!と突っ込みたくなるほど速くもちろん過去最速で、中盤も過去最速レベルで上がりもそれなりにまとめるというレースで文句無しで底力勝負。これを道中5番手から押し切った勝ち馬は一番強く、09年のタマモサポート以上の評価ができる。2着は完全に展開ハマっただけにまだまだ過信は禁物で、4着ショウリュウムーンあたりに上がり目がありそう。本命オセアニアボスはコースロスなく最内を上がってくる素晴らしい騎乗だったがラストで止まったように、1400mまでかというレースぶり。阪急杯あたりに出てきたら狙いたい。激流に巻き込まれたブリッツェン、オースミスパークあたりは巻き返し必至。