日本ダービー (GI)

[昨年の記事]
http://d.hatena.ne.jp/hamashi/20120523/1337789246


[予想]
まず、重要なステップレース「京都新聞杯」を振り返っておこう。

13: 12.2-10.4-12.3-12.0-12.3-12.3-12.6-12.3-12.1-11.8-12.0 = 34.9-36.6-24.9-35.9 = 2.12.3
12: 12.2-10.6-11.4-11.7-12.1-12.8-12.5-11.9-11.3-11.5-12.0 = 34.2-36.6-24.4-34.8 = 2.10.0
11: 12.5-11.0-12.3-12.4-12.4-13.2-13.1-12.3-11.2-11.3-11.8 = 35.8-38.0-25.4-34.3 = 2.13.5
10: 12.4-11.1-12.4-11.6-12.4-13.3-12.8-12.1-11.7-11.5-11.5 = 35.9-37.3-24.9-34.7 = 2.12.8
09: 12.6-11.2-12.3-12.5-12.4-13.0-12.6-11.8-11.3-11.5-11.8 = 36.1-37.9-24.4-34.6 = 2.13.0
08: 12.9-11.4-13.0-13.2-13.2-13.7-12.8-12.1-11.7-12.0-12.4 = 37.3-40.1-24.9-36.1 = 2.18.4 ※稍
07: 12.4-10.4-12.5-12.7-12.5-12.9-12.7-12.1-11.3-11.8-12.2 = 35.3-38.1-24.8-35.3 = 2.13.5
06: 13.0-11.4-12.8-12.7-12.9-13.2-13.2-12.1-11.3-11.1-11.1 = 37.2-38.8-25.3-33.5 = 2.14.8
05: 12.6-10.7-12.5-12.2-12.2-12.5-12.0-12.0-11.9-11.8-12.6 = 35.8-36.9-24.0-36.3 = 2.13.0
04: 12.6-10.7-12.2-11.8-12.4-12.8-12.9-12.0-11.6-11.2-11.7 = 35.5-37.0-24.9-34.5 = 2.11.9

この中でダービー好走馬が出たのが、12年の先行押し切りのトーセンホマレボシ、05年のまくりのインティライミ、04年の追い込みのハーツクライとなる。一見共通点が見えづらいように見えるが、実は1短銃に勝ちタイムが速い、2中盤(特に第二ブロック)が締まった流れ、という特徴が見えてくる。すなわち、メンバレベルが一枚落ちる京都中距離とはいえ、ここで中盤の締まったレースを勝ってきた馬はダービーでも通用するということなのだろう。いずれの年も前には厳しい流れだったため、幻のダービー馬トーセンホマレボシの年を除いて(ま、この年は超高速馬場も味方していたが)上位馬は後ろからレースを進めた馬ばかり。
以上のことを考慮して今年のレースを分析すると、前半、中盤の締まったラップは昨年並の好ラップ。とすれば、追い込みハマったとはいえ楽々差し切った勝ち馬キズナインティライミ、ハーツくらい並の評価はできる。また、キズナの影に隠れてまったく注目されていないが、この流れを3番手から最後まで伸びているペプチドアマゾンも、昨年のトーセンホマレボシ並の評価が可能。穴で一考。実際に、逃げて0.4差のウインアルザスは京都500万とは言え、次走でしっかり勝っている。


キズナ
今年のポイントは皐月賞組の取り捨て。ハイラップ持続型のスピード勝負でレコード決着だった。これはダイワメジャーアンライバルドノーリーズンの年と似たマイラーよりのレースといえる。勝ち馬、ロゴタイムは朝日杯FSをテン33秒台で2番手追走しちゃうほどのスピード十分タイプでどう考えても短距離趣向。2着のエピファネイアは適距離はもう少し長いところかとは思うが、現状では折り合い不安で、中間も順調さに欠けたようでここでは。3着コディーノ朝日杯FSに続いてマイルよりのスピード勝負でロゴタイプに負けたと言う印象で、如何にもトライアルという走りだった弥生賞の内容を度外視すれば、ここではロゴタイプ以上の評価はしたい。
て、ことで、皐月賞組が今ひとつとすれば、上で考察した京都新聞杯の内容がすばらしいキズナが止む終えないか。展開はおそらく、サムソンズプライドやアクションスターがチンタラ逃げたところを、キモアムや福永らがプレッシャーをかけるという流れで極端に遅くはならないだろう。とすれば、今の外が伸びない馬場が不安ではあるが、展開的にはキズナの差しがまたしてもハマりそう。毎日杯も展開ハマったとはいえ、ラップ内容的にはディープスカイの年並みの評価はできる。東京コースは間違いなく向く。

◯ペプチドアマゾン
上で考察したように、このラップを先行して最後まで粘っていたのは、トーセンホマレボシ並みの評価が可能。瞬発力勝負は苦手も、上で想定したようなガチンコ勝負だと、0.4差で圧勝した2勝のように得意なのはこの馬のみ。

コディーノ
と、言う訳で、皐月賞組ならこの馬か。


馬券は妙味を追って、◯の複勝、◎◯、◯▲のワイド、馬連、押さえで◎▲の馬連


[結果]
13: 12.3-10.5-12.2-12.5-12.8-11.9-12.7-12.3-11.9-11.6-11.7-11.9 = 35.0-37.2-36.9-35.2 = 2.24.3
12: 12.8-10.8-12.0-11.7-11.8-11.7-12.2-12.4-12.3-11.7-12.0-12.4 = 35.6-35.2-36.9-36.1 = 2.23.8
11: 12.7-11.3-12.8-13.1-12.5-13.0-13.2-12.8-12.6-12.3-12.2-12.0 = 36.8-38.6-38.6-36.5 = 2.30.5 ※重
10: 12.6-11.3-12.2-12.7-12.8-13.5-13.1-12.9-12.4-11.3-10.8-11.3 = 36.1-39.0-38.4-33.4 = 2.26.9
09: 12.8-11.0-11.8-12.1-12.2-12.4-13.2-13.8-14.7-13.2-12.9-13.6 = 35.6-36.7-41.7-39.7 = 2.33.7 ※不
08: 12.5-10.6-12.4-12.9-12.4-12.8-12.3-12.2-12.2-11.8-12.2-12.4 = 35.5-38.1-36.7-36.4 = 2.26.7
07: 12.6-10.9-12.3-12.6-12.1-12.1-12.7-12.6-12.2-11.4-11.4-11.6 = 35.8-36.8-37.5-34.4 = 2.24.5
06: 12.6-11.8-13.0-12.8-12.3-12.7-12.9-12.5-12.0-11.5-11.8-12.0 = 37.4-37.8-37.4-35.3 = 2.27.9 ※稍
05: 12.5-10.9-12.1-12.1-12.3-12.3-12.3-12.1-12.2-11.9-11.0-11.6 = 35.5-36.7-36.6-34.5 = 2.23.3

ラップは典型的な中弛みレース。

# マームードの考察まち