アネモネステークス (OP)
11年：震災の影響で開催中止
10年：12.4-11.5-11.4-12.0-12.2-12.3-11.9-11.9 = 35.3-24.2-36.1 = 1.35.6
09年：12.2-11.5-11.6-12.2-12.6-12.7-12.5-12.9 = 35.3-24.8-38.1 = 1.38.2 ※不
08年：12.5-11.2-11.6-11.9-12.1-12.1-11.8-12.8 = 35.3-24.0-36.7 = 1.36.0 ※稍
07年：12.4-11.3-12.1-12.5-12.6-11.9-11.4-11.6 = 35.8-25.1-34.9 = 1.35.8
過去四年でみると、07年以外はすべて前傾と中山マイルのコース形態的にハイラップ底力勝負となっている。３歳春の時点でこのラップを前で押し切るのは相当難しく、基本的に差しがバンバン決まるレースと考えて良いだろう。それゆえ、先週までは相当な内伸び馬場が続いていたが、外枠だから不利と考えなくとも良いかも（実際８枠も結構絡んでくる。ん、でも、10年みたいなパターンになるかも）。10年のみ前が残る展開で上位二頭は強い競馬だったが、これでも本番は凡走したのは阪神マイルは瞬発力勝負になりやすいことに起因しているため、今回の結果を受けての本番の予想には気をつけたいところ。
[予想]
週中から雨が降り続き、金曜発表の時点で重馬場で、このまま土曜の午前中まで降り続けるそう。天気予報通りだとすれば、レースの頃には止んでるかと思われるが、曇りということもあり急速に馬場が乾くまではいかないだろうから、それほど内のグリーンベルトが発生しないのではないかと思う。（土曜は外出するため馬場傾向を観れなく止む終えず事前予想をするが）内外イーブン馬場か外差し馬場と仮定する。
重馬場発表は真逃れそうになく、とすれば（馬場状態に関わらずテン35.5前後で入るという傾向があるため）馬場の悪かった08, 09年のように激流→追い込み／底力勝負になるのではないだろうか。
◎チェリーメドゥーサ
この馬の強さについてはフェアリーS展望の項に詳細は委ねたいが、今回は内過ぎず外過ぎず絶好の枠を手に入れた。底力勝負大歓迎で、中団から競馬すれば勝ち負け。前走で、不利な大外枠、圧倒的不利のスローペースを強引に差し込んで来れたのは、展開不問の現時点での完成度の高さを示している。
◯セコンドピアット
奇しくも８枠に入ってしまったが激流になればある程度は関係がなくなる。ベストは中距離かもしれないが、ハイレベル寒竹賞で見せた持続力やひいらぎ賞の最速上がりの末脚は、不器用なレースぶりながらタフな展開でこそ。不当に人気のない今回は狙い目。
▲パララサルー
ひいらぎ賞、菜の花賞と負荷の高い中山マイルを連勝中。適性十分。あとは外枠がどうか。
△フレイムコード
前走のエルフィンSはドスロー逃げで価値はないが、優秀なのはオリービンが勝った500万下。牡馬相手にこのタフな競馬で先行して最先着ならば、牝馬同士のここではそれなりに高評価できる。
△エミーズパラダイス
タフな競馬になった時はこの馬のようにダートでズブズブ競馬を経験してる馬が案外向く。クイーンC5着はドスローの凡戦だから着順に価値はないが、34.0の上がりで上がってきたことには意味があり芝でもある程度はやれる根拠となり得る。
消トーセンベニザクラ
フェアリーS勝ち馬もこれまで勝った３レースはすべてテンの方が遅い後傾ラップ。底力勝負になると疑問。
消ガーネットチャーム
阪神JF最先着馬で実績はNO.1も、後方一気の競馬でそれほど価値があるものかどうかは疑問。
[結果]
12年：12.5-11.5-11.9-12.7-12.8-12.5-12.4-13.3 = 35.9-25.5-38.2 = 1.39.6 ※不
水が浮くほどの悪い馬場で、雨中のレースということで予想通り外差しも決まる馬場となっていた。展開も予想通りで前傾ラップとなり、掲示板5頭の4コーナーの位置取りが13→2→9→15→7番手ということで前には厳しいラップとなった。適性抜群の◎、◯、▲の3頭はいずれも6、4、1着と好走したが、セコンドピアットなどは最後方からやや脚を余す形だったのでもったいない競馬。期待した◎チェリーメドゥーサは馬場が合わなかったのか？
この流れなので前に行って２番手のマイネエポナが強い競馬なわけだが、フェアリーSではスローを粘っての２着で価値はなかったのでここにきて底力を補完した形。ただ、今回不良馬場だったようにスピード勝負になると分が悪い可能性があり、エフティマイアのようなオークス要注意馬としておく。
