マイラーズC (GII)

今年は京都開催のため、洛陽Sのレース分析時に載せた京都1600mのラップタイムを再掲する。


12.5-11.2-11.9-12.3-12.1-11.6-11.5-11.8 = 35.7-24.4-34.9 = 1.35.0 500万
12.5-11.2-11.8-12.3-11.9-11.5-11.5-11.8 = 35.6-24.2-34.8 = 1.34.5 1000万
12.5-11.0-11.6-12.0-11.7-11.5-11.6-11.8 = 35.1-23.7-34.9 = 1.33.7 1600万
12.4-10.9-11.5-12.0-11.6-11.5-11.4-11.8 = 34.8-23.6-34.8 = 1.33.2 OP

下級条件ほど中盤(4ハロン目と5ハロン目)がゆるむ傾向にはあるが、基本的に4ハロン目で若干息が入ってからの残り4ハロンの持続力勝負となることが多い。とはいえ、下級条件東京マイルのような一気にギアを変える瞬発力を問われることはなく、淡々と12秒以下のラップが続くことが特徴。


[予想]
コスモセンサー
暴走系の逃げ馬シルポートリーチザクラウンなどがいて激流予想。ただし雨降ったとは言え高速馬場で前、内有利であるため、逃げは厳しくとも好位差しくらいの馬を狙う。となれば、この馬。高速決着、タフな年末の馬場という異なる質のレースを連勝し目下の充実ぶりを評価。混沌としたマイル路線だけに新興勢力に賭けてみる。シルポートが刻みそうなハイラップ持続型のレースへの適性も高い。

エイシンアポロン
以下、普通に激流の京都マイルならばマイルCS好走馬を評価。

フィフスペトル
上と同じ。

ダノンヨーヨー
上と同じ。

ダノンシャーク
京都金杯がまさに激流だった。ただあれは完全に展開ハマった形だったので、今回はそこまでハマらないのでは、と。

△キングストリート
調教よいらしい。まさに今回のようなハイラップ持続型レースは得意。体調さえ良ければ。

△ドリームバスケット
近二走は馬場悪かったためスピードは問われなかったかもしれないが、激流を前で押し切るという強い競馬。人気ないなら少し押さえても。

グランプリボス
人気を考えれば、リアルインパクトよりは買いたい。


馬券は自信ないので軽めに。◎の単勝を本線に、いつも通りの馬連を単穴までに寄せて買う。


[結果]
12年:12.1-10.8-11.4-11.9-11.3-11.2-11.8-12.7 = 34.3-23.2-35.7 = 1.33.2 ※稍

開幕週の京都でかなり馬場が特殊だった。土曜はかなりの高速馬場で外を回した馬はまず無理で逃げ、先行、内枠有利という馬場だった。一方、日曜になると雨の影響で時計は水準並みになったものの、内、逃げ、先行有利は変わらずで、かなり馬場バイアスがあっての結果だと捉えておきたい。実際に上位入選馬は道中内々をロスなく周り、直線でも外に出さずに内を捌いてきた馬ばかり。シルポートが刻んだペースはテン、中盤ともに速く、ラスト1ハロンで失速するといったものだったが、4ハロン目で一旦息を入れ、5ハロン目からの早めのスパートとなったのも前残り展開に拍車をかけたのでは。
すなわち、このレースでの上げ下げはできるだけしない方が良さそう。ただ、トウセンレーヴあたりは内々を通るロスのない競馬ながらまったく伸びなかったあたり、マイル重賞では力不足である可能性がある。キングストリートは直線外に出しながら2位上がりで差し込んできたように復活の兆しを伺わせた。
反省点としては馬場傾向をきっちりと見極め、逃げ馬であるシルポートにも印を回すべきだったかもしれない。