マイルCS (GI)

ペースや馬場バイアスが結果を大きく左右レース。バランスとしては残り4ハロンの持続力勝負になるが、テン3ハロンがどれくらいになるかが重要。坂を上るので基本的には中盤は弛むが、逃げ馬が暴走するならばここも弛まず、差しの競馬に。今回出走のシルポートは、近走ですっかり暴走系の逃げ馬に変身してしまったが、京都での走りをみていると意外と京都では中盤で息を入れることができている。ただ、今回鞍上はペース間隔皆無の川田。加えて、日中のレースが見れない中の、雨上がりの回復傾向の馬場。先週は道悪での開催で外差しだったが、内の方が乾いて内伸びになるのか、内が結構荒れていて外差しになるのか。ペースも馬場も読めないので、「見」するべきレース。ここは小額勝負で。

コスモセンサー
不確定要素が多く、普通に今、マイル路線で一番強いと思う馬を本命とする。安田記念京成杯AHでは一番強い競馬をしているし、どちらかというと東京マイルよりも中山の方が合うタイプで、京都外回りもわりと向くはず。上がり勝負になると分が悪く、ペースは厳しければ厳しいほど良いかと思われ、持続ラップがベストではあるが、下り坂の助けを借りて4ハロン勝負も合うだろう。シルポートがばてれば、二番手のこの馬がひょっこり勝ったりしないか。調子も絶好調だそうで、人気暴落の今回はぜひ買いたい。イメージとしてはダイワメジャー


馬券は、ここは◎の単複のみで!


[結果]
12: 12.5-11.1-11.4-11.9-11.3-11.3-11.5-11.9 = 35.0-23.2-34.7 = 1.32.9 ※稍
11: 12.4-10.8-11.2-12.3-11.9-11.8-11.6-11.9 = 34.4-24.2-35.3 = 1.33.9 ※稍
10: 12.1-10.7-10.9-11.6-11.4-11.1-11.9-12.1 = 33.7-23.0-35.1 = 1.31.8
09: 12.1-10.9-11.8-12.4-11.5-11.4-11.2-11.9 = 34.8-23.9-34.5 = 1.33.2
08: 12.5-10.6-11.3-11.9-11.6-11.4-11.6-11.7 = 34.4-23.5-34.7 = 1.32.6
07: 12.6-10.6-11.2-12.0-11.6-11.5-11.3-11.9 = 34.4-23.6-34.7 = 1.32.7

結局馬場は時計のわりと出る稍重で、内もそれなり外もそれなりのイーブントラックバイアス。問題の展開は体内時計ぶっこわれている川田シルポートの逃げも、ここ数走の京都での逃げと同じく、しっかりゆったり入り中盤で息を入れることもできていた。テン35.0はここ数年では一番遅く、前には楽なペース。勝ち馬は内をうまく捌いた馬であり、ここ数年の当レースは力量差がわずかのこともあり、勝ち馬はいずれもこうゆうコース取りのことが多い。これは覚えておきたい。グランプリボスなど多くの馬が勝ち馬などによる進路妨害を被っているために、この着順は何回かやれば変わるようなわずかな差だろう。◎は折角の底力をまったく生かせない展開に泣いた。