阪神C (GII)

[予想]
2012年を締めくくるレースとして何としてでも当てたいレース。ラップ傾向は至って単純。前半34秒前後で入ってその後も12秒弱の速めのラップが淡々とゴールまで続くと言うスピードの持続力勝負。ただ、1200mより1ハロン長いこともあり、スプリンターよりもスタミナの問われるなかなかハードなレース。開催時期の影響もあり、外差しが顕著に決まりやすい。今年は逃げ、先行の快速馬が揃いハイペースは間違いなしだろう。馬場も外差し決まり始めており、軸はこの馬場をさすのが得意なスピード馬としたい。

サンカルロ
阪神1400mで馬券圏外を外したのは一度だけ(10年の阪神Cで最速上がりも6着まで。この年はイーブンラップで前残り気味で展開が向かなかった。)の安定ぶりが何よりの決め手。特に衰えは感じず、近走もレオアクティブ比でも意外と走っている。外枠ひいたこともあり、今年も差してくれるだろう。デキも絶好らしい。

レオアクティブ
京成杯AHのラップが今回に繋がるとみている。1400mも合うので、不安は時計のかかる馬場のみ。

フラガラッハ
近走は結果が出せていないが、阪神1400mは3着二回合うように適性十分。展開、馬場が向く今回は大きく前進。


他、人気妙味がある馬多数で、◎-◯▲-総流しの三連複としたい。


[結果]
12: 12.3-10.8-11.2-11.2-11.5-11.6-12.4 = 34.3-11.2-35.5 = 1.21.0
11: 12.2-10.7-11.1-11.4-11.4-11.9-11.8 = 34.0-11.4-35.1 = 1.20.5
10: 12.4-11.1-11.1-11.2-11.3-11.4-11.8 = 34.6-11.2-34.5 = 1.20.3
09: 12.1-10.6-11.0-11.4-11.2-12.0-12.1 = 33.7-11.4-35.3 = 1.20.4
08: 12.3-10.9-11.0-11.6-11.5-11.8-12.5 = 34.2-11.6-35.8 = 1.21.6

高速馬場のわりにテンが遅くなった10年こそ前残りではあったが、今年も含めて安定のハイラップ持続型レースとなった。特に今年はラストの落ち込みが大きく、レース前の予想通り完全に外差しの展開だった。とすれば、勝った◎サンカルロの十八番の展開で、衰えもさほど見られない現状では楽勝もごく自然な結果だった。一方でマイルでは高速ラップ持続レース(安田記念、ニューイヤーS)ではもうひとつで一息が必要な馬だと判断していたガルボは強い競馬。1400mのこの展開で粘れたということはマイルほどのスタミナはない馬という評価への修正が妥当か。お手馬だっただけにこの読み違いは悔しい。サンカルロが最後方からも中団をまわしたレースをした一方、ただ単に大外をぶん回しただけの◯や▲とはコース取りの差が出た印象。ファイナルフォームら以下はほぼ実力拮抗。勝ち馬の適性とガルボの強さのみが光った。ラストレースなのに外してしまったのがただ悔しい。回収率プラスを目指しての三連複だったので普段だったら単勝はとっていたかも。