有馬記念 (GI)

[予想]
今年は低調なメンバ構成。同オーナーの先行馬三騎(ビートブラックアーネストリートレイルブレイザー)が展開の鍵を握る。おそらくアーネストリーが離し気味に飛ばして、離れた二番手実質ペースメーカーがビートブラック天皇賞春の再現を狙ってきそうな。とすれば後続は実質スローで、昨年、一昨年まで行かなくとも、それに準ずる速い後半の持続ラップが要求されるとみた。そこで狙うべきは後半の優れた持続力。スタミナ、底力戦にはそこまでならないかと。

ゴールドシップ
本命止むなし。ペース判断に長けている内田が鞍上なのも安全で仕掛け遅れて前を残すようなことはないだろう。オルフェーヴル級の評価ができる菊花賞の持続力からして、ここは二着は外さない。軸。

△スカイディグニティ
その菊花賞二着。セントライト記念では超持続ラップを二着で、戦ってきた相手(フェノーメノゴールドシップ)を考えれば、このメンツのGIでも勝負になる。

ビートブラック
展開面で結局天皇賞春の再現もありそう。調子を上げているようで、先行馬の中では警戒したい。

トゥザグローリー
この馬のキャラはどうも掴みづらいのだが、後半かなり速い持続ラップになったここ2年の有馬で好走しているだけに、その流れに準ずると予想する以上買わなきゃならない。調子も別に悪い訳ではなく、前走はダートが向かなかっただけだと。


馬券は◎-△の馬連、◎△からルーラーシップオーシャンブルー、エーシンフラッシュ、トレイルブレイザーあたりへの三連複フォメをチョイス。生で見れないので、軽めの勝負で。


[結果]
12: 7.0-11.3-11.6-12.0-12.2-12.7-12.6-12.5-11.9-12.1-12.1-11.9-12.0 = 41.9-37.5-36.5-36.0 = 2.31.9
11: 6.8-12.0-12.4-12.1-13.1-14.4-14.3-13.0-12.0-11.9-11.4-11.3-11.3 = 43.3-41.8-36.9-34.0 = 2.36.0
10: 6.9-11.4-12.0-12.3-12.7-13.4-13.5-12.3-11.5-12.0-11.7-11.1-11.8 = 42.6-39.6-35.8-34.6 = 2.32.6
09: 6.8-11.0-11.2-11.3-11.9-12.3-12.6-12.3-12.5-12.1-12.0-11.7-12.3 = 40.3-36.8-36.9-36.0 = 2.30.0
08: 6.9-11.2-11.9-11.2-11.9-13.0-13.2-12.4-11.5-11.9-12.0-11.7-12.7 = 41.2-38.1-35.8-36.4 = 2.31.5

11, 10年のようなドスローからの後半の持続力勝負になるかと思いきや、今年はそれなりにしまったペースで流れた。09年にはほど遠いものの、08年に匹敵する流れ。13秒台で流れた箇所がないかつ一団の競馬だったこともあり、先行馬には厳しい競馬。勝ったゴールドシップはまくりとはいえ、後半長く良い脚を使っており、古馬にも通用する底力を示したことになる。ルーラーシップは引退なのでノーコメント。オーシャンブルーは前走で見せた持続力をここでも示したか。先行してそれなりに踏ん張ったスカイディグニティあたりは来年楽しみな競馬だった。おおよそ各馬の力通りの決着とみて良いか。