中山牝馬S (GIII)

[昨年の記事]
http://d.hatena.ne.jp/hamashi/20120307/1331091476

[予想]
かつては中盤の締まった底力勝負が定石も近年は中弛みレースもちらほら。今年は逃げ馬不在で、有力馬が差しばかりのこともあり、前がかなり恵まれる中弛みレースを想定。馬場は10Rはハイペースで外からの差しが決まったものの、未だに内が良さそうで、そもそも中山1800mは内の先行が圧倒的有利な舞台なので。ペースが緩いので格下馬もハンデを味方に上位にこれるとみる。

◎フェータルローズ
まだ1000万勝ちの身分だがその前走は小倉大賞典よりタイムの良い底力勝負。キレ負けするために勝ち上がりが遅くなったが相手なりの馬。江田が如何にもなにかやってくれそうな感じがする。絶好枠をひいて、50kgを味方に逃げ残りに期待。

△クイーンリヴィエラ
フェータルローズと同斤もいまいち魅力を感じないが、2連勝中の勢い、内枠からの先行に期待。

△スマートシルエット
中弛みの逃げ粘りが得意パターンでまさに想定する展開に合致する。

△サンシャイン
案外三冠レースでは堅実に走っており、前走はまったく評価できないスローからの粘りだけども意外とやれるのかも。

◎-△から実力馬の差しフミノイマージンオメガハートランドマイネイサベルオールザットジャズアカンサス、それと内の軽ハンデダイワズームに流す。◎-△の馬連も忘れずに。

[結果]
13: 13.1-12.0-12.2-12.3-11.7-11.9-11.9-11.5-11.9 = 37.3-35.9-35.3 = 1.48.5
12: 12.8-11.4-11.9-12.7-12.7-12.8-12.0-11.8-12.5 = 36.1-38.2-36.3 = 1.50.6 ※重
10: 12.3-11.2-11.5-11.7-11.9-12.3-12.5-11.8-12.4 = 35.0-35.9-36.7 = 1.47.6
09: 12.4-11.4-12.1-12.2-12.4-12.5-12.1-11.5-12.5 = 35.9-37.1-36.1 = 1.49.1 ※稍
08: 12.2-11.6-12.4-12.3-12.3-11.8-11.8-11.5-12.5 = 36.2-36.4-35.8 = 1.48.4
07: 12.7-11.7-12.6-12.0-11.8-12.2-12.2-12.2-12.8 = 37.0-36.0-37.2 = 1.50.2

前半スローからの大きくは弛まずに一貫ラップよりの中盤での最後は瞬発力勝負か。こうゆう流れは得意で中山も決して悪くないハンデ手頃の実績馬マイネイサベルが勝利。その勝ち馬が勝った府中牝馬S2着馬が今回も2着となったのは、コース違えどラップ的に要求される適性が同じだったことを意味するだろう。この流れを先行して後退の馬たちは底力不足も、上位独占した1〜6番人気はさほど力差ないと考えて良いだろう。特にフミノイマージンなどはトップハンデで休み明け、大外回してのロスの多い競馬なので次走の前進必至。
◎フェイタルローズは流石に格下を狙いすぎた感。データにもあるようにハンデ重い実績馬が有利な重賞ということだろう(ラップ的に底力勝負になるからね)。