シンザン記念 (GIII)

[予想]
2011年 : 35.1-23.7-35.2=1'34"0 (レッドデイヴィス)
2010年:35.1-24.3-34.9=1'34"3 (ガルボ)
2009年:35.1-24.3-35.9=1'35"3 (アントニオバローズ)
2008年:34.1-24.3-37.0=1'35"4 (ドリームシグナル)
2007年:35.6-24.6-34.9=1'35"1 (アドマイヤオーラ)

11年は前は大逃げだったので、二番手以降の実質ラップは遅く後半の持続力勝負。前に有利なので、ここで優れた持続力を示したオルフェーヴルマルセリーナが後にGIを制した。10年はスローからの上がり勝負で先行馬有利。09年は早めに入って後半タフな展開を先行して押し切った勝ち馬はダービーでも好走。08年は超Hペース戦でズブズブになって追い込みが決まり、07年は逆にドスロー(このペースで大逃げ)で究極の後半の持続力勝負。08年は特殊な例とすれば、実質毎年ペースは落ち着く傾向にあり、先行脚質の持続力タイプが狙い目か。底力は問われないことが多いが、あると09年のようなパターンでもOK。短距離(ダートでも)の逃げ馬がいれば中盤緩まず、逃げ馬多いとさらにテンが速くなるといったカンジか。
今年は快速馬シゲルアセロラの参戦で底力勝負になりそうな予感。底力がある馬中心といきたいが、後ろが追いかけなかった場合は持続力や速い上がりが問われることになるはずなので、そちらの資質もあれば万全。


トウケイヘイロー
もともとカンナSで優れた持続力とくるみ賞などで速い上がりをみせており、前走朝日杯FSは厳しいラップを外から(上位馬は内もしくは追い込みだった)押し切ろうというレースで底力も十分。どんな展開になっても大丈夫という意味で軸に最適。自分で動ける強みもあり、京都の下り坂を利用して一気に押し切る可能性大。一番人気でもぐりぐりでない今回は問題なく買いだろう。
マイネルアトラク
速い上がりがないのは不安だが、前走千両賞の勝ち馬は朝日杯FSでは案外だったものの、速いラップが連続して続く持続力戦で、先行して4着はここで人気のオリービンあたりよりはむしろ強い競馬。
▲オリービン
平均的に流れるレースの経験が多く、持続力もそこそこ、速い上がりもそれなりにという万能タイプだけに▲以下には落とせない。前走は馬場差あるのかレースレベル不明。てか疑問。
△プレミアムブルー
前走はかかったのか度外視するとしたら、二走前の黄菊賞が優秀。12秒台弱連続のラップを先行してあわやの競馬。3、4着馬が次走であっさり勝ち上がったようにレースレベルも十分。速い上がりがないのは不安点。
△タイセイシュバリエ
千両賞の走りはほぼオリービンと同等の評価ができる。
タツストロング
距離延長組ならこれ。二走前に優れた持続力をみせており、前走は11秒台連続の持続勝負を先行押切は強い競馬。距離延長に繋がる内容でここでも注目。
ジェンティルドンナ
前走は上がりだけの競馬で底力や持続力問われる流れになった時にガクッとパフォーマンスを落とす可能性がある。人気では消しが妥当だろう。


馬券は5倍ついたら◎の単勝もいきたかったが、◎-◯を本線に◎-▲/◎-△。◯より▲の方がどんな流れでも崩れそうなので、押さえには▲-◯/▲-△(プレミアムブルー)で。


先行馬揃っているので、超激流になり、ずぶずぶの展開になったらどうしよ・・・


[結果]
2012年 : 35.0-23.8-35.5=1:34.3 (消→◯→△→◎→消)

テンも中盤も上がりも平年並み。ただ今年は残り4ハロンからペースが上がった持続力比べで、後方から詰めていくのは厳しかったか。持続力勝負で結果を残していた◯マイネルアトラクトや△プレミアムブルーがそれぞれ2,4着に好走したのもそれを物語っている。ただし、6着までがすべて4角で5番手以内という完全な前残りレースで後ろからの馬は相当厳しかったのはたしか。4角13番手から最速上がりのオリービンや11番手から2位上がりのタツストロングあたりの持続力は加点できる。
◎トウカイヘイローは残念だったが掛かりっぱなしだったようにもう少し短い距離もしくは中山マイルあたりがよさそう。勝ち馬は抜けたが、これまでのレースからこれを予見するのは厳しいのでしょうがない。