プリンシパルステークス

11年:13.0-11.1-11.3-12.1-12.7-13.3-12.9-11.6-11.3-11.7 = 35.4-51.0-34.6 = 2.01.0 ※稍
10年:12.7-11.6-11.5-11.8-12.1-12.8-12.5-11.6-11.1-11.4 = 35.8-49.2-34.1 = 1.59.1
09年:12.8-11.6-11.7-11.4-12.4-12.6-12.0-11.3-11.7-12.4 = 36.1-48.4-35.4 = 1.59.9
08年:12.9-11.2-11.3-11.8-12.5-12.6-12.7-12.1-12.0-12.4 = 35.4-49.6-36.5 = 2.01.5 ※稍
07年:12.7-11.6-11.8-11.5-12.7-12.6-12.1-11.2-11.5-11.9 = 36.1-48.9-34.6 = 1.59.6

テンはコース形態上必ず緩く、5、6ハロン目でかならず弛む。ペースアップのタイミング次第では残り4ハロン勝負となる年もあるが、基本的に直線でギアチェンジの瞬発力勝負が展開される。とはいえ速くても33.8くらいの上がりを使えればよく、意外と35秒弱くらいの上がりでも残れたりする。逃げ馬のペース次第では中盤が47秒台のわりとしまったペースになるからであろう。今年は平日に雨が降り、土曜は回復傾向にあるということなので、内側のグリーンベルトが発生する可能性がある。そこんところに注意したいところ。


[予想]
レースを見ていると特にグリーンベルトは発生していなそう。大外に回すとさすがに無理だが、馬場の中央あたりからもよく伸びている。

スピルバーグ
駄馬ばかりでここは断然人気でも普通にこの馬から。逃げ馬が緩逃げが得意のステアトゥヘヴンくらいしかいなく、先行馬が揃ったものの折り合い選手権をするだろうから、昨年のように中盤50秒台くらいまで緩みそう。となれば、デビュー以来常に上がり上位3傑しているこの馬でよいだろう。ここは闘ってきた相手が違う。

△ステアトゥヘヴン
東京では楽逃げをして34秒台の上がりで上がれている。このレース向きで展開も向きそう。

△タイセイグルーヴィ
未勝利をやっと勝ったばっかではあるが、常に上がり上位を繰り出している。

△ハイクラウン
東京での上がりは魅力。◎よりも前目で競馬しそうなのも有利。

×ローレルブレット
案外中距離が向く可能性もあり内バイアスが強ければ買っていたがそもそも瞬発力勝負は向かない。

×アルキメデス
スローになると折り合い欠くか。

×クリールカイザー
適性向くが大外が不利。


馬券は◎の頭取りこぼしも警戒し、◎からの△への馬連流し均等買いで。


[結果]
12年:12.9-11.2-11.5-12.2-12.8-12.6-12.8-11.6-11.4-11.9 = 35.6-50.4-34.9 = 2.00.9

展開はほぼ想定通りで中盤は稍重だった昨年までに弛み、土曜は重スタートだったため馬場差があったにしろ勝ちタイムは平凡。このレースの傾向通りの瞬発力勝負で、勝ち馬スピルバーグは大外に持ち出して完勝と瞬発力勝負では力が違った。というか総合力が普通に違ったのだろう。しかしダービーで通用する内容とは思えず、基本的に本番では軽視の方向でよいだろう。2着に瞬発力勝負では分が悪いはずのローレルブレッドが突っ込み、スローでは折り合い欠くのではないかと判断したアルキメデスが3着。終わってみれば重賞で馬券に絡んだことのある馬の上位独占=すなわち力通りで、今回の予想は瞬発力(適性)に重きを置きすぎていたことを反省しなければならない。まぁ、底力と適性のバランスを予想でとるのは難しいのだが裏目裏目に出ているのは歯がゆい。ただ、適性で狙った二頭(タイセイグルーヴィ11番人気4着/ハイクラウン9番人気7着/ステアトゥヘヴン8番人気12着)とまぁまぁ好走しており、×を付けた三頭のうち二頭が2、3着と方向性としてはズレてはいなかった。