セントウルS (GII)

好メンバが集まるGIIスプリント戦のわりには阪神1200mということもありペースがそれほど上がらずイーブンペースになりやすいレース。ただラストはやや失速する。それに加え今年は特に馬場がよいということなので、スピード決着への対応力も問われるのでは。

エーシンヴァーゴウ
昨年の覇者であり適性は問題ない。アイビスSDを勝っているようにスピードも十分。北九州記念も超絶Hペースを先行して踏ん張るという強い競馬で昨年比でも十分やれる力がある。夏場使われている分も三強より有利。

マジンプロスパー
高速決着への対応力が疑問も阪神1000mで1分19秒台があり問題ないと判断する。どちらかというと底力ラップに強いので、今回想定されるペースは合わないが、もう二強にも死角があるため人気妙味も込めてこの印とする。

ヘニーハウンド
格下馬もスローからミドルペースへの適性は高い。まだ底を見せておらず、スピードも十分で、期待込みでこの印とした。

ロードカナロア
スプリンターズSでは洋ナシも、ここでは条件が合う。ただこちらも持ち時計がない。

カレンチャン
目標はまだ先。ベストはHペースラスト失速型でラップ的にはここは合わない。斤量負担も大きく、自力でどこまで。


馬券は◎の突きぬけ&オッズ妙味から単勝をまずチョイス。それと◎から印の4頭へ馬連均等買い。


[結果]
12: 12.0-10.3-10.9-11.0-11.2-11.9 = 33.2-34.1 = 1.07.3
11: 12.2-10.6-11.3-11.3-11.0-12.1 = 34.1-34.4 = 1.08.5
10: 12.0-10.7-11.2-11.5-10.8-11.8 = 33.9-34.1 = 1.08.0
09: 12.2-10.7-10.9-11.2-11.1-11.7 = 33.8-34.0 = 1.07.8
08: 12.2-10.6-10.7-10.7-11.3-11.8 = 33.5-33.8 = 1.07.3
07: 12.2-10.5-10.7-10.9-11.1-11.7 = 33.4-33.7 = 1.07.1

例年Mペースが普通のレースが今年はややハイペース。勝ちタイムも優秀で、たしかに絶好馬場のアシストもあったがなかなかの内容。前傾ラップになりやすい本番に今年はわりとリンクするかも。ラップバランスとしてもサンアディユの勝った07年のような形?前走は超前傾を追い込みで恵まれだったが、5番手から正攻法でロードカナロアなどを下した今回の勝ち馬のレースぶりは評価できる。意外な成長を見せているのかも。逆にロードカナロアは前傾だとこの程度で、カレンチャンは叩いたら良くなってくるだろう。マジンプロスパーはおそらく時計で、エーシンヴァーゴウは昨年比で衰えているか。