京成杯AH (GIII)

中山マイルはお馴染みのHラップ持続型のレースになる。また特にこのレースは例年時計が速く、今年もこれまでのレースを見る限りかなりの高速馬場。とにかくスピードの持続力が問われるレースだと思われ、逃げ、先行の内の馬が有利だろう。後ろからでは外差しは厳しい。良くて内差しまで。

レインボーペガサス
実績、適性、脚質ともにコスモセンサーが有力ではあるが夏場ガレて明らかにデキ今一つ。そこで昨年の当レース3着のこの馬で、昨年は上位三頭の中でも前にいてむしろ一番強い競馬で適性は十分。前走惨敗も上がりの競馬で瞬発力に限界のあるこの馬には厳しかったか。内で先行脚質で適性のある馬は消去法でこの馬しかいなかった。

スピリタス
実績不足も調子よく、以前よりもやや前にいけるようになったのは成長。都大路Sの内容を評価しており、かなり流れる展開ならば中団から差してこれるかも。

コスモセンサー
中山マイルはベストの条件。不安はデキのみ。

スマイルジャック
中山マイルの適性は疑問も、近走の走りからしてまだまだ力は衰えていない。安田記念など東京マイルではハイラップ持続型レースで好走しているためなんとかやれるのでは。出遅れがちも内から差してこれれば。

レオアクティブ
こちらも内から差してこれれば。前走や朝日杯FSでラップへの適性は示しており、一応前走古馬相手でもやれることを示した。

△キョウエイストリーム
中山マイル適性で。

△ドリームバスケット
こちらも適性で。


馬券は◎から印への三連複流しと◎の単勝で。


[結果]
12: 12.2-10.9-10.9-11.1-11.1-11.2-11.5-11.8 = 34.0-22.2-34.5 = 1.30.7
11: 12.0-11.0-11.0-11.1-11.5-11.7-11.8-11.8 = 34.0-22.6-35.3 = 1.31.9
10: 12.4-11.6-11.4-11.7-11.4-11.2-11.3-11.8 = 35.4-23.1-34.3 = 1.32.8
09: 12.7-10.5-10.9-11.2-11.5-11.6-11.8-11.9 = 34.1-22.7-35.3 = 1.32.1
08: 12.2-10.1-10.5-11.2-11.9-11.9-12.2-12.1 = 32.8-23.1-36.2 = 1.32.1
07: 12.7-10.9-11.5-11.2-11.5-11.5-11.6-11.7 = 35.1-22.7-34.8 = 1.32.6

レコード決着のこのレース。馬場が良いのは間違いないが、+αでレースレベルが高いからなのか、極端に馬場が速いからなのかは今後のレースをみて見極めが必要。レースラップからすればテン34.0の入りは平均的ではあるが、特筆すべきは中盤の速さ。テンの速さのまま11秒弱が残り3ハロンまで続いた。こうなると前で踏ん張るには開幕週とは言えど厳しく、4角2番手から4着のコスモセンサーは負けて強し。調子落としていたようなので、叩かれての変わり身が期待される。またこのようなレースになると内々をロスなく回ってきた馬だけのレースとなる傾向にあり、実際上位6頭の内5頭が3枠までの馬と言うことで、今回外を回らされて惨敗の馬には次走は注意したい。◎レインボーペガサスは本来の先行する形に持ち込めなかったあたり調子今ひとつだったのだろう。