セントライト記念 (GII)

[予想]
クラシック戦線とはやや異なり、瞬発力よりも持続力/底力が要求されるこのレース。脚質としては前に行ける方が圧倒的に良く、今の絶好馬場を加味すれば内々をロスなく回れる馬を狙いたい。


フェノーメノ
底力もあり東京2000mの条件戦などで一貫ラップへの適性も見せているが、コーナーワークが不器用そうなので差し損ねる可能性は十分。力抜けているので馬券圏内は安心も3連複の軸として相手で遊びたいところ。

クリールカイザー
中山コースでの一貫ラップへの適性は高い。前走は追い込み競馬だったが先行脚質なのも魅力。

▲ダノンジェラート
捲れる脚があり、瞬発力、底力も備えつつある。素質に期待も込みでこの人気なら狙ってみる手。

ラニカイツヨシ
まったく人気はないが、中京コースを差して勝てるというのは持続力の証明。狙って面白そう。


あとは、1,3,10,5,6,17あたりを×とする。馬券は◯の単勝と◎-◯▲△-◯▲△×の三連複フォメで。


[結果]
12: 12.4-11.0-11.8-12.2-12.8-12.4-11.8-11.7-11.5-11.4-11.8 = 35.2-37.4-23.5-34.7 = 2.10.8
11: 12.2-10.7-11.1-11.7-11.8-11.9-11.8-12.3-12.5-12.7-11.6 = 34.0-35.4-24.1-36.8 = 2.10.3
10: 12.1-11.0-11.7-11.8-12.1-11.7-11.7-11.8-12.0-12.2-12.8 = 34.8-35.6-23.5-37.0 = 2.10.9
09: 12.3-11.5-11.9-12.7-12.5-11.9-11.5-11.8-11.7-12.0-12.2 = 35.7-37.1-23.3-35.9 = 2.12.0
08: 12.6-11.5-11.9-12.3-12.9-12.6-12.5-12.6-11.8-11.8-12.1 = 36.0-37.8-25.1-35.7 = 2.14.6 ※稍
07: 12.0-10.7-11.6-12.1-12.7-12.7-12.4-12.2-11.8-11.9-11.9 = 34.3-37.5-24.6-35.6 = 2.12.0

勝ちタイムはレベルの高かった去年、一昨年と遜色なし。ただ昨年のように超持続力勝負だと逆に本番にはリンクしづらく、10年のように後半の持続力を生かして差し切る(クウォークスター)ような馬の方が本番で期待できる。そうゆう意味で今年のフェノーメノの中団から4角捲っての勝ちっぷりは上々で、しかも後半5ハロンは連続して11秒台とかなり速かった中でである。同じく捲った馬としてはダノンジェラートエタンダールなどがいるがこちらは着差が大きく、このレースからピックするのは勝ち馬だけで良いかと思われる。スカイディグニティの好走はなぞだが、直線の坂で失速しているように見えるから京都外回りは案外向く可能性があり、フェノーメノへ詰め寄った脚はなかなかでステイヤーの可能性あり。期待した◯、▲、△は軒並み良い脚を使いながら差し損ねるという競馬で、狙いはよかったがあと一歩及ばずといったところ。カナロアは直線で詰まっちゃってまるでダメ。