府中牝馬S (GII)

[予想]
先週の毎日王冠と異なり、中盤スローからの上がり勝負。しかもここはスローに落として上がりの瞬発力勝負に持ち込むのが得意のスマートシルエット、エーシンリターンズの出走でスローは濃厚。ベストはマイル以下でスピードを生かすレースが得意のマルセリーナや東京の瞬発力勝負は不向きなオールザットジャズヴィクトリアマイルは完全にハマったがスローからの瞬発力勝負では少し足りないホエールキャプチャなどは割り引きたい。
変わって狙い目は前述の逃げ馬二頭と、3連勝中で前走好タイムの切れる馬のゴールデングローブ、ホエールキャプチャとの比較で瞬発力なら見劣らないマイネイサベルを妙味込みで狙いたい。
馬券は(2,8)-(2,5,8,14)-(2,5,8,14,11,17)で軽く勝負し妙味を追う。


[結果]
12: 12.6-11.2-11.7-12.1-12.1-11.8-11.3-11.2-11.5 = 35.5-36.0-34.0 = 1.45.5
11: 12.6-11.2-11.6-12.3-12.4-12.1-11.3-11.5-11.8 = 35.4-36.8-34.6 = 1.46.8 ※稍
10: 12.4-11.3-11.9-12.5-12.7-11.6-11.0-10.9-12.1 = 35.6-36.8-34.0 = 1.46.4
09: 12.6-10.8-11.2-11.6-11.9-11.9-11.2-11.5-11.9 = 34.6-35.4-34.6 = 1.44.6
08: 12.6-10.8-11.4-12.3-12.1-12.3-11.3-11.2-11.5 = 34.8-36.7-34.0 = 1.45.5
07: 12.8-10.9-11.4-12.2-12.0-11.8-11.2-11.2-11.9 = 35.1-36.0-34.3 = 1.45.4

このレースとしてはごくごく一般的なレースラップで、一番近い年は07年か。おきまりのスローからの上がり勝負で、左回りで上がり勝負に無類の適性を誇るマイネイサベルが復活の勝利。ただこのラップはやや離し気味に逃げた前二頭が刻んだものであることを考慮すれば3番手以降は相当に遅かったと考えられれ、上がり33.0に表されているように底力の加点はできない。あくまで左前りの瞬発力戦ではということで、ヴィクトリアマイルまで適性舞台は訪れなそうだ。他、前行った馬は恵まれで過剰評価は禁物で、差して届かずの馬は瞬発力負けしただけでここで大きく評価を落とす必要はない。
10番人気の大穴マイネイサベルを妙見込みで狙っていただけに、当たり馬券が三連複1万五千はやや寂しく写るが、エーシン本命などでぐらついている中、この馬券を拾えたことをラッキーだと捉えたい。