中日新聞杯 (GIII)

[昨年の記事]
http://d.hatena.ne.jp/hamashi/20120304/1330842579

[予想]
昨年の記事にもあるように基本的にはテンは速くならず、コーナワークからの持続力勝負。ただし直線に急坂があるためタフな馬や駆け上がってから爆発力を使えるような差し馬にやや向く。Aコース変わりも芝の生育が悪く、極端なトラックバイアスはないと判断する。

◎トウカイパラダイス
分かりやすいが持続力勝負が得意で、新中京にも実績十分。日経新集杯3着などの実績もこのメンバでは上位。

ゲシュタルト
先行脚質が向かない可能性もあるが、中山2200mや小回り2000mでの捲りなどをみれば、中京コースで求められるコーナーワークの持続力勝負は向くし、切れない馬にタフな中京馬場は向く。条件はばっちりで、前走は復活の兆しの見える強い競馬で人気ないここでは強気に狙いたい。

◎セイクリッドバレー
馬券には絡まないが重賞戦線で意外と健闘していてまだまだ見限れない。左回りの持続力勝負は十八番なので。


馬券はこの三頭を一頭目、二頭目に置き、三頭目に昨年の2着馬ダンツホウテイ、前走ではゲシュタルトより先着で阪神2000mの内容が強い&ここにリンクしそうなパッションダンス、復調ならこうゆうレースは向くコスモオオゾラ、開幕週なので警戒したいドリームセーリング、京都2000mなどの内容がリンクしそうなアンコイルド、底力勝負が得意も先行脚質で中京では差されそうなアドマイヤタイシ、ベストはやはりコーナーの長いコースでの軽い瞬発力勝負のジャスタウェイ、格下も中山での内容が良かったサトノアポロに三連複フォメで流す。◎の馬連BOXも忘れずに。

(追記)
馬場状態をみているとかなり内、先行有利の模様。結果的には内のトウカイパラダイス、先行のゲシュタルト、一頭は差しのセイクリッドバレーとバランスは良かったか。

[結果]
13: 12.4-11.0-12.5-12.3-12.0-12.0-11.8-11.9-11.4-12.3 = 35.9-48.1-35.6 = 1.59.6
12: 12.9-11.3-12.9-12.8-12.7-12.0-11.9-12.2-11.4-12.1 = 37.1-49.4-35.7 = 2.02.2

cf : 12.9-11.1-13.0-12.7-11.9-11.8-11.8-11.7-11.5-12.0 = 37.0-48.2-35.2 = 2.00.4 ※12年キンコ賞

やはり中盤以降の持続力勝負。キンコ賞のようなハイレベルな展開となった。内、先行有利を考慮すれば過度な評価は禁物だが、トウカイパラダイス、アドマイヤタイシらは評価できる。勝ち馬も上がり馬とフロック視は禁物。キンコ賞の勝ち馬がその後有馬記念好走しているように警戒したい。期待したゲシュタルトは結局外枠が仇となったか。もう少し積極的な競馬で味が出ると思うので、次走中途半端に人気が出そうだが、再び狙える。

弥生賞 (GII)

[昨年の記事]
http://d.hatena.ne.jp/hamashi/20120228/1330411629

[予想]
昨年の記事にあるように折り合い専念の中盤スローからの瞬発力勝負が定番で本番とはリンクしづらい。瞬発力兼備のある立ち回りのうまい先行馬を狙うのが手。結局、土曜日はいまいち先行、内有利という気はしなかったが、馬場がさらに回復する日曜は今度こそ内有利とみる。

コディーノ
朝日杯FSは掛かったしあれはスプリンターよりのスピードが求められていたので負けても止むなし。やはり東京スポーツ2歳Sで見せた底力と瞬発力が秀逸。キズナエピファネイアと3強と言われているが、底力のあるのはこの馬のみでむしろ一強の図式とみる。調教軽くトライアル仕様で、折り合い専念で負ける可能性もあるが三着は外さない。

△バッドボーイ・マイネルクロップ
逆転あるかと聞かれたら疑問だが、前者は東京スポーツ2歳Sでコディーノの5着があるし、ラジオNIIKEI二歳Sでは展開恵まれとはいえキズナに先着しているわけだから、また恵まれるならここでもとは思う。巧者はダート血統が良いと言うことと、先行脚質の内枠で。若駒Sのレースレベルは疑問も2着のわりには人気がなさ過ぎる。

×キズナエピファネイアダービーフィズ・サトノネプチューン
前二頭は前述の通りで人気ほど底力の裏付けがないので単穴同列評価でよいだろう。ダービーフィズは底力勝負ばかりを走っており、脚質微妙も瞬発力もあり意外と侮れない。サトノネプチューンホープフルSの中盤は近年で見るとわりと早めで、内々をロスなく立ち回った利も大きく今回後方からなら厳しいが、器用に立ち回る脚でどこまで。


馬券は◎-△-印ALLの三連複フォメに◎△の馬連BOXを買い足す。


[結果]
13: 12.9-11.4-12.2-12.4-12.7-12.5-11.7-11.6-11.4-12.2 = 36.5-49.3-35.2 = 2.01.0
12: 12.5-11.0-12.7-13.5-13.4-13.1-12.3-11.9-11.5-12.0 = 36.2-52.3-35.4 = 2.03.9 ※稍
11: 12.8-11.3-12.2-12.8-12.6-12.4-12.2-11.8-11.2-11.7 = 36.3-50.0-34.7 = 2.01.0
10: 12.8-11.6-12.7-13.5-13.0-13.0-12.7-12.5-12.1-12.2 = 37.1-52.2-36.8 = 2.06.1 ※重
09: 12.4-11.3-12.2-13.0-13.1-13.0-12.7-12.2-11.5-12.1 = 35.9-51.8-35.8 = 2.03.5 ※稍
08: 12.2-11.5-12.4-12.8-12.9-12.5-12.3-11.7-11.3-12.2 = 36.1-50.5-35.2 = 2.01.8
07: 12.3-10.6-11.6-12.8-12.5-12.6-12.9-11.8-11.7-11.7 = 34.5-50.8-35.2 = 2.00.5

近年では過去もっとも中盤がしまったレースとなったが本番のそれとは異なるのでリンクするかどうかは疑問。テンがかなり遅かったので、それを考えれば、例年通りの中距離での後半の持続力勝負といったことでダービー、菊花賞に繋がりそうなリンクも、13秒台が今年は刻まれていないという点は評価できそう。通ったコース取りを考えればコディーノ、ミヤジタイガはロスのない競馬で、勝ち馬は着差以上に強い競馬。ただコディーノはいかにもトライアルという仕上げ、レースぶりで本番では確実に上げてきそう。エピファネイアは底力裏付けなかったのでこの程度か。キズナヘミングウェイの末脚はまだありそうで、キズナラジオNIKKEI2歳Sは太め残りだったのが敗因と捉えればまだ見限れないか。この程度の流れで垂れた△二頭は情けない。

オーシャンS (GIII)

[昨年の記事]
http://d.hatena.ne.jp/hamashi/20120227/1330316003


[予想]
コース形態からまず後傾ラップになることはないのだが、良馬場だとイーブン気味になることもしばしば。テンは33.5前後で安定なので、自動的に道悪だと激流となる訳だ。今年は金曜夜の大雨で道悪からのスタートで、日中の好天で徐々に回復の内枠天国馬場を想定。逃げ馬は3頭と揃ったが、ハクサンムーン以外は別に2番手でもといった馬なので、やや前傾程度かと。後ろから行く馬が多いので、先行、内枠重視の予想とした。

ダッシャーゴーゴー
ベストはイーブンラップもOP並みのこのメンバならまず馬券圏内は外さないだろう。先週大きくロードカノロアに調教で遅れをとっていたので状態には注意。それ次第で三連の軸としたい。

ハクサンムーン・フォーエバーマーク・サクラゴスペル
ハクサンは前走完全に恵まれも、前傾もOKでダッシュ力は抜群。今回も恵まれそう。フォーエバーはスプリントで底を見せておらず、前傾への適性もある。1、2着馬をみれば、福島民友Cの3着は価値が高い。ゴスペルは近2走が2着馬一緒も異なるラップでの圧勝なので価値が高い。


ヒモには格下ながら内枠をひきハクサンムーンの2着もあり適性はありそうなニシノビークイック、セントウルSは前傾のなか最速上がりで価値が高く不発もあるが人気暴落なら魅力のサドンストーム、中山スプリント巧者のラフレーズカフェの差し馬3頭をチョイス。おそらく人気のアドマイヤセプターはスピードの裏付けがなく、エーシンホワイティは後傾好みでここでは切る。


馬券は◎-△-印ALLの三連複フォメをベースに、△の馬連BOXまたは△の単勝多点買いといきたい。


[結果]
13: 11.8-10.5-10.8-11.5-11.5-12.4 = 33.1-35.4 = 1.08.5
12: 11.9-10.4-11.1-11.4-11.6-12.8 = 33.4-35.8 = 1:09.2 ※重
11: 12.0-10.6-11.0-11.5-11.2-11.5 = 33.6-34.2 = 1.07.8
10: 11.9-10.4-11.1-11.4-12.1-12.9 = 33.4-36.4 = 1.09.8 ※重
09: 11.8-10.6-11.0-11.4-11.7-12.7 = 33.4-35.8 = 1.09.2 ※稍
08: 12.0-11.0-11.1-11.4-11.2-12.2 = 34.1-34.8 = 1.08.9
07: 11.8-10.5-11.2-11.6-11.3-11.8 = 33.5-34.7 = 1.08.2


安定の前傾で今年も33.5前後のテンで入り、上がりがかかるというレース。すなわちこの流れで3番手から押し切った勝ち馬は立派で、残りの狙った逃げ、先行の二頭にはやや展開厳しかったか。展開ハマったとしても追い込みだとツルマルレオンのように3着程度にしか届かないというのがこのレースの特徴。芝変わりのボアゾンブラックの激走はびっくりもダート的な走りでリンクはしなくもない。スピード十分な今回の好走はフロックではなく、アイビスSDなどで要注意か。内枠有利だったのは展開、馬場ともに間違いなさそうなので覚えておきたい。ニシノビークイックあたりは惜しかった。

中山記念

[昨年の記事]
http://d.hatena.ne.jp/hamashi/20120220/1329703148

[予想]
馬場は先行、内が有利。今年もシルポートの単騎で縦長か。とすれば、淡々とした流れを先行して長く良い脚を使える持続力タイプを素直に狙えばよい。

トーセンレーヴ
切れる脚は使えないもののエプソムCのように淡々とした流れからの先行押し切りやアイルランドTのような持続力が売りのタイプ。まさにこのレースに合致するもので、京都外回り適性もここへリンク。近走は折り合い、状態などで競馬しておらず、血統過剰人気のこの馬が美味しく買える今回は狙わない手はないだろう。

ナカヤマナイト
中山適性、1800m適性なら抜群。ディセンバーSが好内容で、底力もこのメンバでは普通に上位。

ダイワファルコン
ナカヤマナイト比で力は劣るがこちらも中山巧者。昨年の敗戦でハイラップだとだめなのかなとも思ったが、充実期の今なら克服可能か。それに昨年は内枠有利が顕著だったので。それに今回予想される後半の持続力勝負は得意。

シルポート
上位三頭を抜けた評価としたため、後は恵まれる逃げ馬の逃げ残り程度を押さえる。


馬券はまず◎の単勝。それからいつもの馬連で。リアルインパクトはこの時期に大幅な上積みは無理とみて、アンコイルドは実績足りず、ダノンバラードは距離不足・脚質的に不利で、タッチミーノットは使える脚は短いという判断で切った。


[結果]
13: 12.9-11.8-11.5-11.3-11.1-11.4-12.0-12.0-13.3 = 36.2-33.8-37.3 = 1.47.3
12: 12.8-11.8-11.4-11.4-11.3-11.6-11.8-12.0-13.2 = 36.0-34.3-37.0 = 1.47.3 ※重
11: 12.8-11.5-12.0-12.2-11.6-11.4-11.7-11.1-11.7 = 36.3-35.2-34.5 = 1.46.0
10: 12.6-11.7-12.3-12.2-12.1-12.6-12.6-12.8-12.8 = 36.6-36.9-38.2 = 1.51.7 ※不良
09: 13.1-12.1-12.5-12.1-12.1-12.2-12.0-11.3-11.8 = 37.7-36.4-35.1 = 1.49.2 ※稍重
08: 12.6-11.5-12.0-11.8-11.8-12.3-12.2-11.5-11.6 = 36.1-35.9-35.3 = 1.47.3
07: 12.9-11.7-12.0-11.6-11.3-11.7-11.7-11.4-12.9 = 36.6-34.6-36.0 = 1.47.2

今年は良馬場発表もラップバランスは去年とほぼ同じで、二番手が大きく離れていたことを考えれば展開もだいたい同じと考えていいだろう。ただタッチミーノットら以外はシルポート含め案外ラスト止まっていることに注意。レースレベルの評価は難しい。徐々に捲り気味にポジションを上げて行ったナカヤマナイトヨシトミの珍しい好騎乗で、外枠不利も跳ね退ける流石中山巧者。レース展開を考えると終始2番手で進めたダイワファルコンの方が厳しい競馬だったか。シルポートはやはりこうやって単騎で行けるとしぶとい。タッチミーノット、トーセンレーヴダノンバラードらはやはり不器用な馬でこうゆうレースは向いていないか。馬券は◎の単勝がカナメだっただけに、◯▲で5440円引っ掛けたら上々か。

阪急杯 (GIII)

[昨年の記事]
http://d.hatena.ne.jp/hamashi/20120225/1330185839

[予想]
阪神1400mはダート的なハイラップ持続からのラスト失速型。1400m巧者はリピートしやすく、マイラーよりもスプリンターが有利もスタミナも問われる。阪神1400m巧者は絶対的な信頼を置ける。適性で素直に予想。

ロードカナロア
1400m好走歴は少ないもののものが違う。差しに回る作戦のようで差し損ねありそうも、馬券にはまず間違いなく絡むだろう。三連の軸では鉄板。

マジンプロスパー
昨年の覇者。しばらく不調もあったが調教は良くなってきたらしい。阪神1400m巧者であり、ベストの条件。展開、馬場、トラックバイアスすべてが向きそうで、ロードカナロアが差し損ねるならこの馬の押し切りだろう。

サンカルロ
言わずもがな阪神1400mならまず馬券を外さない。


馬券はまず◎-◯▲から何れも1400m巧者のブライトラインオセアニアボス、レオアクティブフラガラッハに流す。テン遅く底力劣るが展開利見込めそうなクイーンズバーンも押さえる。ミトラやインプレスウイナーは1400mでも中盤弛んでこその馬で、こことはちょっと違うかと。エピセアロームなど1400m実績乏しい馬は嫌う。妙味込みで◯マジンプロスパー単勝を買い足す。


[結果]
13: 12.4-10.9-11.1-11.2-11.6-11.6-12.2 = 34.4-11.2-35.4 = 1.21.0
12: 12.1-10.3-11.3-12.1-11.9-11.8-12.5 = 33.7-12.1-36.2 = 1.22.0
11: 12.0-10.2-11.0-11.6-11.7-11.5-12.1 = 33.2-11.6-35.3 = 1.20.1
10: 12.3-11.2-11.5-11.2-11.3-11.5-12.4 = 35.0-11.2-35.2 = 1.21.4
09: 12.2-10.6-11.3-11.6-11.7-11.6-12.1 = 34.1-11.6-35.4 = 1.21.1
08: 12.4-11.1-11.2-11.4-11.2-11.4-12.0 = 34.7-11.4-34.6 = 1.20.7
07: 12.2-10.8-11.3-11.4-11.3-11.2-12.3 = 34.3-11.4-34.8 = 1.20.5

ラップバランスとはごくごく標準的な阪神1400mも前3頭が飛ばす展開で、後ろはもうちょっと楽をしていたか。とすれば飛ばした集団にいながらラストまで踏ん張ったオリービンが強い競馬。阪神巧者、マイルまで対応可能なスタミナ、現4歳世代がハイレベルであることに起因すると思われるが、1400mで好走だったスワンSは前に優しい競馬だったし、スプリントよりのテンの入りのスピードに対応できる根拠がなかったため、今回の無印は仕方なかった=今回新たな資質を見せたとの評価で致し方ない。一方で、二着マジンプロスパーは差し脚質転換をしている模様で、勝ち馬はこれくらい走れて当然。阪神Cと同じラップも馬場が違って今回はサンカルロ届かなかった。他、差し馬も展開にやられた形なので評価を落とす必要はない。

小倉大賞典 (GIII)

[昨年の記事]
http://d.hatena.ne.jp/hamashi/20120131/1327989250

[予想]
今週芝刈りがありの2週目と言うことで、おそらく内、先行が有利。ラップとしてはスピードの持続力勝負でラップで比較的狙いやすいレース。出走馬ほとんどがスピード不足で適性疑問なので、適性予想で大きく取れる可能性ありで勝負。

ヒットザターゲット・ダローネガ
前者は言わずもがなの小回りコースを先行して淡々と押し切るラップに適性ありで、今回の内枠がプラスに働く。後者は近走はいまいちも小倉1800mのOP勝ちの内容やマイル実績から適性は十分。先行気味にも行けるのでそこにも期待。

ダコール
小倉適性高く、一貫ラップも得意。追い込み脚質なので3番手評価とした。


上記の馬から三連複フォメで、スピード勝負への適性疑問も絶好調パッションダンス、意外と一貫ラップは得意のマルカボルト、追い込み一辺倒も朝日杯CCのようにハマればのキングストリート、衰えでスピード不足の可能性ありも適性、ハンデ魅力のテイエムアンコール、夏馬かものエクスペディション、小倉は得意もOPでどうかのサトノパンサー、一貫ラップは得意もスピード不足のゲシュタルトまで押さえる。


[結果]

13: 12.6-11.3-12.4-12.0-11.7-11.2-11.5-11.8-11.9 = 36.3-34.9-35.2 = 1.46.4
12: 12.3-11.6-12.0-11.5-11.4-11.6-11.7-11.9-12.3 = 35.9-34.5-35.9 = 1.46.3
11: 12.2-10.9-11.9-11.7-11.7-11.7-11.6-11.8-11.8 = 35.0-35.1-35.2 = 1.45.3
09: 12.4-10.5-12.1-11.7-11.7-11.6-11.7-11.4-11.8 = 35.0-35.0-34.9 = 1.44.9
08: 12.2-11.4-12.2-11.9-12.1-12.0-11.8-11.9-12.2 = 35.8-36.0-35.9 = 1.47.7
07: 12.4-11.4-11.7-11.9-11.5-11.9-12.3-11.9-11.8 = 35.5-35.3-36.0 = 1.46.7

※10年は中京開催


今年はかなりテンが緩かったため、中盤、終いまでのロングスパード勝負となった。やはりスピードの持続力の適性がものをいい、上位馬はラップですんなりと予想できる馬とドンピシャだった。◎→◯→◎とほぼ完璧な予想のわりに回収額はまたしても少ないのはいかがなものだが・・・てことで1つ思いついたのだが、三連複フォメで勝負する場合は一頭目、二頭目の組み合わせで馬連も買い足しておくのがよいのではなかろうか。多くても2頭→4頭の計5点にしかならないし、何より大本線的中した場合に今より大きく取れるようになるのが良い。この買い方だと府中牝馬Sで勿体ない思いをした馬連18720円、安いけど東京新聞杯馬連1690円や今回の馬連2260円をきっちり重ね取りすることができる。
この流れなら先行して踏ん張れてもいいのだが、そういった馬はなしなのは残念なところ。馬場の良いをコースロスなく回った勝ち馬の鞍上の手腕が光ったもので、ダコールとの力差はほとんどないか。近走不振のゲシュタルトは出入りの激しいレースを終始二番手で進めての6着は復活の兆し。意外とこれくらいの距離の方がよいのかも。他は特に目立った馬はいない。

京都記念 (GII)

[昨年の記事]
http://d.hatena.ne.jp/hamashi/20120207/1328584016

[予想]
京都外回り定番のラスト4ハロン程度の持続力勝負。ただ、前はかなり楽に行けることも多く、逃げ粘りは頻出している。外差し馬場がゆえに、後方馬はかなり外を回らされて、実質有利は中団くらいの馬。

ベールドインパクト
抜群の京都巧者。ハイレベル菊花賞は折り合い欠いてもあの捲り脚は着順以上の評価ができる。内枠も少頭数ならむしろ4コーナーで内のぎりぎりを走れてショートカットできるかも。前走の着差は不満もこれからの馬だし距離はもっとあった方がよい。成長にも期待したい。

ビートブラック
京都巧者で展開も向くだろう。JCはもともと向かないし、有馬記念は厳しいペースだったので度外視できる。調子も良いそうで、天皇賞くらい走れば馬券圏内。

カポーティースター
前走はメンツが酷かったし、コース取りもよかったのでフロック視されているが、ラップ的には後半の持続力勝負でそこそこ優秀。今の外差し馬場なら外枠もむしろ良いかもだし、ハンデ増に目を瞑れば、適性、成長力から二着はあってもいい。

ショウナンマイティ
休み明けなので。基本的に減点はないのだが・・・

ジャスタウェイ
ベストは直線長いコースで瞬発力を生かす競馬では?中山金杯を捲っているならいいのだが、あの競馬は持続力勝負は向かないと思われる。


馬券はいつもの馬連フォメで。


[結果]
13: 12.6-11.4-12.6-12.8-12.4-11.9-12.2-12.0-11.8-11.3-11.5 = 36.6-37.1-24.2-34.6 = 2.12.5
12: 12.6-11.7-12.0-12.0-12.0-12.2-12.4-12.0-11.3-11.8-12.4 = 36.3-36.2-24.4-35.5 = 2.12.4
11: 12.6-11.3-13.2-12.5-12.2-12.9-12.4-12.0-12.0-11.2-11.6 = 37.1-37.6-24.4-34.8 = 2.13.9
10: 12.7-11.2-12.6-13.1-12.6-13.0-12.9-11.9-11.7-11.4-11.3 = 36.5-38.7-24.8-34.4 = 2.14.4
09: 12.4-11.3-12.4-12.1-12.5-12.9-12.8-12.2-11.9-11.4-12.7 = 36.1-37.5-25.0-36.0 = 2.14.6
08: 12.9-11.3-12.5-12.4-12.6-12.6-12.3-11.7-11.3-11.9-12.1 = 36.7-37.6-24.0-35.3 = 2.13.6
07: 13.1-12.1-13.4-12.6-12.5-13.1-12.8-12.0-11.6-11.4-12.6 = 38.6-38.2-24.8-35.6 = 2.17.2 ※稍重

ビートブラックの逃げで例年のように超スローに落ちるかと思われたタイミングで、ショウナンマイティが一気に上がって行ったためにかなりの後半の持続力勝負となった。テン緩かったとはいえ、ラップ的にはそれなりに評価が出来る内容で、前で馬群に沈んでしまった馬は底力に疑問。上位馬は底力の次第点と一定の持続力の評価が出来る。持続力勝負になると分かっていながら、近走の不甲斐なさからトーセンラーを無印にしてしまったのは痛恨。京都コースなら+昨年よりメンバ落ちるなら、ということで△くらいで買ってもよかったか。ベールドインパクト菊花賞で示した持続力をそのまま生かして好走したばっかりに勿体ない外し方をしてしまった。そのベールドインパクトは内枠が仇となった形で、外ならもっと際どかったのかも。